こんにちは、もっちです。(@mocchi_homeblog / Twitter)
ハウスメーカー選びを検討する方にとって、耐震性能は重要なポイントです。
なぜなら、近年大地震が多発している日本に住む私たちにとって、地震に対する住宅の耐久性は、安心な暮らしを実現する上で切り離すことができないからです。
この記事では、パナソニックホームズの耐震性能のメリット・デメリットについて、実際に、マイホームを建てた私の経験を元に、分かりやすく解説していこうと思います。
パナソニックホームズの耐震性能について
我が家で採用した制震鉄骨軸組構造(HS構法)を簡単に解説
制震鉄骨軸組構造(HS構法)とは、その名の通り、制震技術を有した鉄骨部材で組み立てる構造のことです。
一般的に、鉄骨造のメリットとしては、木造に比べて広い空間のある間取りを作りやすく、強度や耐震性に優れています。
デメリットは、コストが高くなりやすく、鉄という材質上、熱伝導率が高いため、断熱対策が必要になるという点です。
パナソニックホームズの制震鉄骨軸組構造(HS構法)において、優れている特徴は2つ挙げられます。
- 業界最小の15cm単位で間取りを調整できるモジュールを採用
- 「座屈拘束技術」で建物のゆがみを抑える「アタックダンパー」を採用
15cm単位で間取りを調整できるのは、間取りの面でかなりの強みで、例えば、「廊下は広い方がいいから、あと15cmだけ大きくしたい」など、各家庭に応じた様々な要望を満たすことが出来ます。
画像で示したのが、ブレース材「アタックダンパー」です。
一般的なブレース材は、引張力を受けた時にのみ耐力を発揮し、圧縮力を受けた時には耐力を発揮できません。
しかし、アタックダンパーは、引張力と圧縮力の両方において、耐力を発揮するので、大きな地震後も安定した強度を保ち続けることが出来ます。
東日本大震災の築館波の1.2倍に相当する変形試験を180回繰り返しても、ほとんど性能は変わりません。この実験でアタックダンパーが吸収した地震エネルギーは、実大住宅振動実験の20倍以上※1にのぼり、震度7の地震200回以上に相当※2します。
パナソニックホームズ公式HPより
パナソニックホームズの耐震性能に対するメリット・デメリット
我が家が採用したカサートS(HS構法)の耐震等級は、最高ランクである「3」と認定されています。
耐震等級3とは・・・
- 耐震等級3は、耐震等級1である「建築基準法で定められている最低限の耐震性能を満たす水準」の1.5倍の地震力に耐えられるだけの性能・耐震強度水準です。
メリットとしては、下記のように挙げられます。
- 東日本大震災級の地震力を180回繰り返し受けても、変形しないという実験データがあり、地震に対する安心感がかなり得られる。
- 地震に強いことで、地震の損傷による修繕コストが抑えられることを期待できる。
- 制震鉄骨軸組構造(HS構法)を採用することで、耐震性能を確保した上で、自由度の高い間取り設計が実現できる。
デメリットとしては、下記のように挙げられます。
- 木造に比べてコストが高くなりやすい。
- 鉄は熱伝導率が高いため、断熱対策を講じる必要がある。
コストが高いのは、購入者にとってかなり大事なポイントだと思います。
ただ、考えてほしいのは、何のためのマイホームなのか、という点です。
せっかく建てたマイホームが大地震によって、被害を受けた!となれば、元も子もありません。
(その為にも、地震保険は必要だと思います。)
私は、「安心な暮らしを得るため」に、コストの高い鉄骨造を選択しました。
もちろん、木造には木造の素晴らしさがたくさんあります。
どちらが優れているというわけではないと思いますので、「マイホームに何を求めるのか」を家族みんなで話し合って共通認識を持つことが何より大切だと考えます。
実際に住んでみて分かったこと・感じたこと
今日現在(2022年4月26日)時点で、私の住んでる地域で大地震などは発生していません。
ただ、地震が来るたびに思うのは、「パナソニックホームズだから安心して暮らせる」という点です。
今後、大地震などが来た際は、その時の建物の被害状況などを追記できればと思っています。
まとめ
今回は、パナソニックホームズの耐震性能のメリット・デメリットについて解説しました。
ハウスメーカーを検討している方にとって、耐震性能は重要なポイントです。
パナソニックホームズの制震鉄骨軸組構造(HS構法)は、耐震性能として非常に優れていて、長期に渡って安心な暮らしを得ることができます。
又、15cm単位で間取り調整ができるので、自由度の高い設計が実現できます。
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